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表4.3.11加振試験3

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4.3.5総合評価
Nb3Sn超電導線の安定性を最小伝播領域について検討した結果、従来のNbTi超電導線に比べそれが大きく、NbTi超電導線よりNb3Sn超電導線の方が安定であることが分かった。また、Nb3Sn永久電流スイッチのオンオフ動作について計算機シミュレーションを行い、絶縁厚さ、ヒータの容量および配置などの設計に反映した。
永久電流スイッチの安定性向上および大電流容量化を目的に、Nb3Sn超電導線を使用した3000A級の永久電流スイッチを製作し、各種試験を実施した。その結果、静的には目標の3000Aの通電容量を確認することができた。また、振動条件下における安定性評価試験では、磁界1.5Tのもとで電流2000Aを通電し周波数5〜33Hz全振幅1?の振動を加えてクエンチしないことを確認でき、電磁推進船搭載時の安定性を確認することができた。
今年度の試作・試験によって、Nb3Sn超電導線を使用した永久電流スイッチで、将来の通

 

 

 

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